五輪メダリストらに配慮、来年5月に女子初の予選会を実施

スポーツ報知
レスリング東京五輪への道

 日本レスリング協会の西口茂樹強化本部長(53)は19日、都内の味の素トレセンで公開された全日本合宿で取材に応じ、来年6月に行われる東京五輪第2次代表選考会となる明治杯全日本選抜選手権の予選会を同5月に実施すると明らかにした。予選会は、男子は08年以来で女子は初めて。12人出場の明治杯で、予選会から8人の本戦進出者を決める。

 準備不足で同第1次代表選考会となる12月の全日本選手権の出場を回避する吉田らリオ五輪メダリストらに配慮した。ぶっつけ本番にならず明治杯に臨めるため、実質的な救済措置になる。選考の透明化をはかるため、前強化本部長の栄和人氏のパワハラ問題が導入のきっかけになった。

 西口強化本部長は、この日不在だった吉田の12月の全日本選手権出場に関して「まだ準備不足で、出てこられないかもしれない。伊調、吉田ら五輪連覇クラスになると、準備をしっかりしないと出てこられないだろうが、吉田には全日本に出てもらいたい」と期待を寄せた。

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