順大・塩尻が学生最後のトラックレース 1万M28分58秒16

スポーツ報知
順大長距離競技会1万メートルに出場した塩尻和也

 リオ五輪男子3000メートル障害代表の塩尻和也(順大4年)が23日、学生最後のトラックレースとなる順大長距離競技会(千葉・さくらキャンパス陸上競技場)1万メートルに出場した。29分10~20秒を狙う選手のペースメーカーとして集団を引っ張り、13人の自己記録更新をサポート。学生長距離界のエースとして臨む箱根駅伝へ「チームもいい雰囲気になってきている」と弾みをつけた。自身はラスト1周でスパート、28分58秒16で1着だった。

 昨年は同時期に開催された八王子ロングディスタンスに出場し、日本人学生歴代4位となる27分47秒87をマーク。しかし、箱根路では2区10位と調子を落とした。今季は八王子ロングディスタンスを回避し、練習の一環として順大長距離競技会に出場。「(調子を)合わせているわけではないので、きつい部分もあった」としながらも、ラスト1周は58秒でカバー。トラック種目で磨いたスパート力を見せつけた。

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