三宅宏実、選手兼任コーチに「人に教えて良いのかなぁ」…リレーコラム

2018年12月15日12時0分  スポーツ報知
  • 三宅宏実

 先月の世界選手権は(父の義行)監督が腰の手術を受けていて不在で、目標を達成して安心させたいという気持ちもありました。結果は181キロで9位。出し切れなかったという気持ちが大きいです。銅メダルで心も体も疲れ果てたリオ五輪と比べて、今回は疲れていないですね。今後は体幹を継続して強化し、けがをしない体づくりのために体重も1キロほど増やしたい。そして技術の向上。この3点を安定させたいですね。

 今回はピーキングで失敗したという反省点もあります。自分の集中力やトレーニングは1か月くらいしか持たないので、計算しながら調子を整えていきたい。来年に向けては、定期的に実戦的な記録会のようなものをやって、けがをしない程度の重量を触るようにしたいとも考えています。まずは12月24日くらいに一度、クリスマス記録会ですね。所属のいちごのチームの選手もいるので、楽しくやれたらと思っています。

 いちごでは選手兼任コーチの立場ですが、葛藤もあります。自分自身のこともできていないのに、人に教えて良いものかと…。相手の心に簡潔に響く言葉を選ぶのも難しい。人間だから、言われても右から左に流しちゃう時もあります。教えるには非常に勉強が必要だし、中途半端なことを言ってはいけない。物事を説明する力は自分が苦手な分野なので、磨いていかなきゃと思いますね。

 2018年を振り返ると、ゆっくりだけど右肩上がりに来た感覚があります。最後の世界選手権で少し落ちましたが、この2年で見れば上がってきている。いい兆しだと思っています。来年は合計200キロの大台を世界選手権で挙げるのが目標。来年に技術も確立しておかないと、2020年には花開きませんから。

 ◆三宅 宏実(みやけ・ひろみ)1985年11月18日、埼玉・新座市生まれ。33歳。初出場の2004年アテネ五輪女子48キロ級9位。12年ロンドン同級銀、16年リオ五輪同級銅。父・義行さんは68年メキシコ市五輪フェザー級銅メダル、伯父・義信さんは64年東京、メキシコ市両五輪でフェザー級金メダル。147センチ。

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