坂井聖人 今年の漢字は「肩」来年のテーマには「脱」

スポーツ報知
中国昆明での高地合宿へ出発した坂井聖人

 競泳のリオ五輪男子200メートルバタフライ銀メダリストの坂井聖人(23)=セイコー=が15日、プレ五輪イヤーとなる2019年のテーマに「脱」を掲げた。代表落ちを経験するなど苦しんだ2018年。「結構自分の中では精神的にもきつかった。来年はそこから“脱出”したい」とし、一皮むける覚悟を示した。

 8月には右肩の痛みのもととなっていたガングリオン(良性の腫瘤)を摘出する手術を行い、既に実戦にも復帰したが、一時はペットボトルも持てなくなるほど、苦しんだ。今年を振り返る漢字一文字はやはり「肩」。今はリハビリの成果もあり「右肩上がりで順調に来ています」と、手応えを感じている。

 この日は、中国・昆明で行う高地合宿へ羽田空港から出発。「平地より高地の方が体力の戻りも早いかなと。泳ぎがしっくり来ているので、崩れないようにがむしゃらに泳ぎ込み過ぎないように慎重にやりたい」と“復肩”への思いを口にした。

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