19年ドーハ世界陸上トラック&フィールド種目の選考要項が決定…日本選手権優勝で有利に

スポーツ報知
日本陸連理事会前に談笑する高橋尚子理事(右)と有森裕子理事

 日本陸連は17日、都内で理事会を開き、19年ドーハ世界陸上のトラック&フィールド種目の選考要項を決定した。

 国際陸連(IAAF)が定めた各種目の参加標準記録を突破し、19年6月末に開催される日本選手権(福岡)で優勝すれば内定。19年4月のアジア選手権(ドーハ)優勝者が日本選手権を優勝しても内定となる。日本選手権優勝者が参加標準を突破していない場合、19年9月15日までに参加標準を突破すれば内定を得られる。

 各種目の代表枠は最大3。内定者以外の選手は、以下の優先順位で選考していく。

〈1〉参加標準を満たし、19年9月16日時点のIAAFワールドランキングにおいて日本人上位の競技者。

〈2〉参加標準を満たした、アジア選手権優勝者。

〈3〉参加標準記録を満たした、強化委員会が推薦する競技者。

〈4〉アジア選手権優勝者で、強化委員会が推薦する競技者。

 なお、ファイナルエントリー後(19年9月17日以降)に、ランキングに基づいてIAAFから追加での参加が認められるケースがある。また、ドーハ世陸は9月27日~10月6日の開催。日本選手権による内定から約3か月の間隔が空くため、代表選手には各五輪強化コーチへトレーニングの進捗を報告する義務を課す。さらに必要に応じてメディカルチェックを受ける義務も明文化し、負傷などで競技力を発揮できない事態を避けるためのルールも盛り込んだ。

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