東海大の両角速監督、活動縮小の日清の教え子を激励

スポーツ報知
東海大・両角速監督

 第95回箱根駅伝(2、3日)で初優勝を果たした東海大の両角速監督(52)は13日、ニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)優勝2回などを誇る強豪の日清食品グループ陸上部が今後の活動を大幅に縮小することに関して初めて言及した。日清食品グループは、9月に行われる20年東京五輪マラソン代表選考会(MGC)の出場権を持つ佐藤悠基(32)と村沢明伸(27)を除く12選手に退部を勧告し、今春入社予定だった大学4年の2選手に対しては内定取り消しの通告を行った。両角監督にとって佐藤、村沢と退部勧告を受けた矢野圭吾(27)は長野・佐久長聖高の監督時代の教え子。「どのような状況になっても目指すべきものは変わらないはず。自分の競技に集中してほしい」と激励した。

 両角監督自身、現役時代に日産自動車、ダイエーと所属チームの状況が突然、一転した経験を持つ。「私もチームを移らざるえない状況を経験しているが、(日清食品グループの活動縮小は)東京五輪前のこのタイミングで驚いている」と厳しい表情で話した。

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