JOC竹田会長「潔白証明に全力突くす」…贈賄疑惑渦中

スポーツ報知
会見するJOCの竹田恒和会長

 2020年東京五輪招致を巡る贈賄の容疑者としてフランス当局から正式捜査を開始された日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)が15日、東京都内で記者会見を開き「潔白を証明すべく全力を尽くす」と話した。

 海外メディアも取材に訪れるなど、注目度の高い会見となった。竹田会長は冒頭、関係各所に「ご心配をおかけしており申し訳なく思っている」と謝罪。東京五輪への準備が着々と進んでいるタイミングでの騒動勃発に「大変申し訳ない」と繰り返した。「フランス当局が調査中の案件のため」との理由で質疑には応じず。会見は30分間予定されていたが、竹田会長の話はわずか7分で終了した。

 疑惑は、東京五輪招致委員会が13年、シンガポールのコンサルタント会社ブラックタイディングス(BT)社と契約して送金した計280万シンガポールドル(約2億2000万円)の一部が、当時、国際オリンピック委員会(IOC)の委員だったラミン・ディアク前国際陸連会長(セネガル)の息子に渡ったとされるもの。当時招致委員会理事長だった竹田会長は、「BT社との契約に関し、いかなる意思決定プロセスに関与しておらず、疑うべき理由もない」とした。

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