柔道・井上康生監督、引退の稀勢の里に「最後まで横綱として全うした姿は立派」

スポーツ報知
井上康生監督

 柔道男子の井上康生監督が16日、東京都内で行われた日本代表合宿で取材に応じ、引退を発表した大相撲の横綱・稀勢の里について「本当に苦しい戦いの連続だったにも関わらず、言い訳一つせずに戦い抜いた。本当に素晴らしかったんじゃないかなというふうに思いますし、心からお疲れ様という言葉しかないかなと思っています。最後までしっかり横綱として全うした姿っていうのは立派だったと思います」と、コメントした。

 2人は2~3年前から交流があり、時には直接会って、話をするなど「友人というか、その一人だった」。そんな稀勢の里には、かつて井上監督自身も負傷した大胸筋のけがについてアドバイスすることもあったといい「けがを治すこととか、休養すること、もしかしたら手術というところも含めた上で説明しきれなかった。その部分で自分自身の後悔というか、申し訳なさというか、悔しさはあるなというふうに思っている」と、思いを明かした。

 本人からは16日の朝にメールで連絡をもらったという。

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