渡辺雅也、G1・2勝の父・晴智超え誓う「観客を沸かせるような追い込み選手に」…競輪学校合格

スポーツ報知
日本競輪学校に合格した長田(右)と渡辺(カメラ・塩沢 武士)

 日本競輪学校は17日、117期生(男子)、女子9期生(118期)の合格者を発表した。今季、高校選抜、高校総体、国体少年男子のスプリントで全国3冠を達成した長田龍拳(星陵高3年)が合格した。また、競輪のタイトル2つ獲得しているS級1班の渡辺晴智(45)を父に持つ渡辺雅也(星陵高3年)も受かった。今年5月に入学し、早ければ、来年7月にプロデビューする。

 渡辺が父と同じ世界で勝負する。合格は母親からのLINEで知った。師匠でもある父・晴智は現在、大宮記念に参戦中で連絡は取れないが、「うれしい。ホッとした」と胸をなで下ろした。

 “父超え”を目標に掲げる。日本選手権と高松宮記念杯の2つのタイトルを獲得しているトップレーサー。「若いうちは先行で力をつけたいが、将来的には、父のように観客を沸かせるような追い込み選手になりたい」と、抱負を語った。

 小、中はサッカーにのめり込んだ。中3の時に「将来は競輪選手になりたい」と父と同じ星陵高に入学して自転車競技部の門を叩いた。いとこの渡辺雄太(24)もS級で活躍する若手のホープ。2人に負けじとトップ選手を目指す。

 ▽静岡県出身の合格者 長田龍拳(18、星陵高)、仁藤秀(20、星陵高出身)、鈴木陸来(22、浜松学院出身、法大)、渡辺雅也(17、星陵高)、道場晃規(21、常葉大橘出身、日大)

 ◆渡辺 雅也(わたなべ・まさや)2001年2月11日、富士宮市生まれ。17歳。小、中はサッカーで星陵高に入学してから自転車競技を始めた。昨秋の福井国体少年男子ケイリンで4位。163センチ、57キロ。家族は両親と姉2人。血液型B。

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