白樺学園・蟻戸、リンクレコードで初V「出た種目はすべて勝つ」

スポーツ報知
表彰式を道勢で独占した(左から)堀川、蟻戸、山田

◆スケート・アイスホッケー 全国高校選手権第2日(23日、福島・磐梯熱海スポーツパーク郡山スケート場ほか)

 男子5000メートルで蟻戸一永(白樺学園2年)が6分52秒10のリンクレコードで初優勝。昨年は1万メートルを制している長距離のスペシャリストが同種目前回4位からのリベンジを果たした。堀川翼(同3年)が6分54秒38の2位、山田和哉(池田2年)が3位となり、同種目は道勢が表彰台を独占した。男子500メートルは大島颯己(白樺学園2年)が36秒68で、同女子は長崎叶和子(池田3年)が40秒95でそれぞれ2位に入った。

 安定したスケーティングで蟻戸が5000メートル高校王者のタイトルを手にした。3000メートルまでは同走の森野太陽(山形中央2年)と競りながら、後半は強風が吹く悪条件の中、疲れた相手を尻目に32秒台後半のラップを守ってゴール。6分52秒10はリンクレコード(6分55秒66)で「去年は自信があったのに4位と勝てなかったので、勝てたのはやっぱりうれしい」と胸を張った。

 昨年の1万メートルに加え、高校選抜でも3000、5000メートルの2冠に輝いている長距離のスペシャリスト。夏場は自転車を2時間走り続けるなど、スタミナ強化に努めた。また、今大会2位の堀川翼らチームメートの存在も「強い選手が揃っているので、お互いに刺激しあって来られた」という。2冠を狙う1万メートルでも堀川らがライバルとなりそうだが「出た種目はすべて勝つのが自分の目標」と力強く宣言した。

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