高校2冠・松本周也、萩野&瀬戸のトップスイマーに挑戦「2人との対決は楽しみ」

スポーツ報知
萩野、瀬戸との直接対決に向け練習する松本

 競泳の浜名湾長水路選手権が26、27日・浜松市総合水泳場で行われる。昨夏、全国高校総体の競泳男子200&400メートル個人メドレーで2冠を達成した松本周也(伊東高3年)が出場。リオデジャネイロ五輪金メダリストの萩野公介(24)=ブリヂストン=と同銅メダリストの瀬戸大也(24)=全日空=と同じ組で泳ぐ。県期待の若武者が世界のトップスイマー2人に挑戦する。

 昨年の日本選手権で萩野との直接対戦はあるが、2強と同じ組になるのは初めて。参加選手の持ちタイムで組み合わせが決定するため、高校王者の松本が、東京五輪メダル候補の2人と組み込まれた。松本は「一緒に泳げば、スピードの違いもわかる」と意気込む。

 2019年の初戦は順調なスタートを切った。今月13日に行われた新年フェスティバルでは3種目に出場。専門の個人メドレーでの一環で出場した200メートル背泳ぎで、自己ベストで短水路の県新となる1分57秒51をマークした。

 ただ、大一番を前へ不安材料もある。今月15日にインフルエンザに感染。週はじめから練習に復帰し、急仕上げは否めない。「どこまで泳げるか未知数」と話すが、「2人との対決は楽しみ。壁際のテクニックというか、浮き上がりなどを参考にしたい」と、目を輝かせる。世界を目指すには、超えなければならない厚い壁。萩野&瀬戸の五輪メダリストから世界の泳ぎを吸収する。

 ◆松本 周也(まつもと・しゅうや)2000年5月10日、下田市生まれ。18歳。5歳から水泳を始めた。得意な泳法は、背泳ぎ。伊東高3年の時に、全国総体で200&400個人メドレーで2冠。4月から中京大に進学。家族は両親と兄。175センチ、60キロ。血液型A。

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