吉田沙保里さん20年ぶりに市販の薬を服用「ドーピングを考えなくていい」

スポーツ報知
会見後で引退後の変化についても語った吉田沙保里さん

 レスリング女子で五輪3連覇し、8日に引退を表明した吉田沙保里さん(36)が24日、アシックス原宿店で行われた「アシックス・リボーン・ウェア・プロジェクト」の会見に出席した。引退から2週間が経過。「たくさんの方に声をかけていただき、本当に引退したんだなと。背負っていたものをおろしてスッキリした気分」と今の心境を語った。

 変化を実感した瞬間は「ドーピングを考えなくていいのがうれしい。何でも飲める。今までは市販の薬も飲めなかったので」。10日の会見後に風邪をひいた吉田さんは、20年ぶりに市販の薬を服用。効き目に驚いたという。

 同プロジェクトは思い出のウェアを活用し、2020年東京五輪・パラリンピックの日本選手団の公式ウェアとして再生させるもの。吉田さんはリオ五輪時の練習着の黒Tシャツを提供した。全国のアシックス直営店やスポーツ用品店各店などに回収ボックスを設置。期間は5月31日までで、3万着の回収を目標としている。ブランドは問わない。

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