東京五輪の入場券 開会式の最高額は30万、陸上の最高13万円

スポーツ報知
建設が進む新国立競技場

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は30日、東京五輪の公式チケット販売概要などについて記者発表を行った。

 昨年7月に開・閉会式や各競技のチケット販売価格の範囲を明らかにしており、最も高いのは開会式の30万円。競技では最も安いのが2500円。チケット全体の半分以上が8000円以下と設定された。

 チケットは、より多くの人に観戦してもらおうと、A~E席までの5種類を用意。今回、ほとんどの競技の価格帯が発表された。開会式はA席30万円、B席24万2000円、C席10万7000円、D席4万5000円、E席1万2000円。主な競技では、陸上のA~E席は13万~3000円となっている(種目の日程については調整中)。競泳(A~D)は、男女決勝のA席は10万8000円、最も安い男女予選D席は5800円。野球の予選(福島あづま球場はA1万3500円~D4000円、横浜スタジアムはA1万5500円~D4000円)、決勝のA席は6万7500円、D席は1万円。

 サッカーは男子予選が各競技場とも9800円、6500円、5500円、3000円と設定されており、決勝(横浜国際総合競技場)は6万7500円、3万円、1万5000円、9800円。女子予選では埼玉スタジアム、横浜国際のD席がともに2500円(A席はともに6500円)。

 販売は東京2020大会公式チケット販売サイトで、4月以降(予定)に抽選申し込み受付がスタートする。総チケット数は780万枚(変動の可能性あり)で、当面は抽選申し込みのみ。今秋以降に先着順販売、来年春以降には窓口販売(販売所は都内設置予定)が行われる。抽選申し込みの対象チケットは一般、車いすユーザー向け(車いすユーザーと同伴者用)、「東京2020みんなで応援チケット」の3種類。「―みんなで応援」は、12歳未満の子ども、60歳以上のシニア、障害者を1人以上含む家族やグループが対象で、開・閉会式を含む全競技が対象。価格は1枚2020円。

 その他、ラウンジでの飲食などを組み合わせた「ホスピタリティパッケージ」や公式観戦ツアー、学校連携観戦プログラムなどの販売も予定している。学校連携観戦プログラムについては、午前中の予選観戦で、各都道府県に案内を送る予定。

 チケットの購入には「TOKYO 2020 ID」への事前登録が必要で、19年1月28日現在で、約125万人が登録している。

 なお、チケットは公式販売サイト、公式販売所、公式販売事業者以外では購入できないことになっている。6月からは不正転売を禁止する法律が施行されるだけに、オークションサイトなど非公式の方法で購入しないよう呼びかけている。

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