昨春まで池江璃花子を指導　村上元コーチ「強い精神力で闘って」

　中学時代から昨春まで競泳女子の池江璃花子（１８）＝ルネサンス＝を指導した村上二美也コーチ（５８）が、教え子にエールを送った。都内で水連の会議に出席後、取材に応じた。病気の報告は、１２日に受けたという。「ビックリしたし、まさかこういう大きな病気とは思ってもいなかった。こういう時期に何で池江が…と」。指導していた時期は「大きなけがも病気もなかった」だけに、さらに衝撃は大きかったようだ。

　池江が豪州合宿に出発した１月１８日には、「頑張ってきなさいよ」と、激励の言葉をかけたという。若いながらも練習の中で自分を妥協なく追い込んでいく姿勢が強い印象を残している。「つらいのは一番本人ですし、ご家族も大変だと思う。見守って行くしかない。しっかり治すのが先決。強い精神力で病気と闘ってもらえれば…。復帰して頑張る姿を、私も見たいと思っている」と、祈るように話した。