池江璃花子、大親友・今井月に電話「頑張ってね」IOCバッハ会長も異例の激励「幸運祈る」

スポーツ報知
16年、練習を終え笑顔で写真に納まる池江(左)と今井

 競泳女子のエース・池江璃花子(18)=ルネサンス=が白血病を公表したことを受け、大親友のリオ五輪代表・今井月(るな、18)=豊川高=が14日、勇気づける活躍を誓った。また、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(65)がIOCの公式ツイッターで異例の激励メッセージを送った。池江のツイッターのフォロワーは14日夜の時点で約37万人にまで増えた。

 池江の衝撃的な白血病告白から2日。今井もショックを受けながら、気丈に話した。「すごく勇気を与えてくれた選手。自分も与えられるように頑張りたい」と真剣な面持ちで話した。

 今井はこの日、出身地のぎふ栄誉賞の受賞のため、岐阜県庁を訪問した際に取材に対応。リオ五輪でもチームメートとなった池江とは、同い年の大親友。直接電話を受け、「そうなっちゃったからルナは頑張ってね」と、病気を告げられた。

 「何を言ってあげたらいいかも分からず、びっくりした。東京オリンピックとかではなく、一人の人間としてそっと健康を見守ってほしい」と、周囲にも配慮を求めた。昨年は不調で代表落ちを経験。「(池江に)頑張ってるなって思ってもらえるような結果を目指したい」と、少しでもいいニュースを届ける覚悟だ。

 IOCのトップからも温かいメッセージが寄せられた。バッハ会長はIOCのツイッターで「池江選手が病気から一日でも早く回復されるよう、祈っています。多くのファンと共に、幸運を祈っています。どうか今は治療に専念してください」と署名付きでつづった。会長自ら一人の選手を激励するのは極めて異例だ。

 池江は12日午後2時にツイッターで病気を告白。その時点では約14万人だったフォロワーが、13日夕方の時点では約26万人に増えた。さらに、13日夜にメッセージを更新し、応援の動きに感謝するとともに「神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています」と記したことで、フォロワーが激増。14日夜には約37万人となり、2日間で約23万人増という驚異的な伸びとなった。

 詳しい検査結果が出るまでに2~3週間かかる見通し。「必ず戻ってきます」という18歳の言葉を誰もが信じて待っている。

スポーツ

×