山県亮太 白血病公表の池江に思いを寄せる… 「前向きに頑張るのが自分の役目」

スポーツ報知
講演したJOCの橋本聖子副会長(左)。右は陸上男子短距離の山県亮太

 16年リオ五輪陸上男子400メートルリレー銀メダルの山県亮太(セイコー)が16日、東京・府中市内で講演。白血病を公表した競泳女子の池江璃花子(ルネサンス)に思いを寄せた。

 池江は、山県が選手団主将を務めた18年ジャカルタ・アジア大会で、歴代最多の6冠の活躍を見せた。「一度、対談したこともある。最初にニュースで知った時は正直、すごく喪失感も大きかった。活躍から刺激をもらっていたし、自分(がその立場)だったらと思うと辛い。前向きに頑張ろうとしているのも知ったので、僕も前向きに頑張ることが自分の役目」とかみ締めるように言葉を並べた。

 20年東京五輪に向け、今秋には前哨戦のドーハ世界陸上が控える。準決勝での自己記録更新&決勝進出を今季の大目標に掲げ「簡単ではないが、出さなければいけないと思っている」と意気込みを新たにした。今月下旬から、米フロリダ州のIMGアカデミーでの合宿に入り、スタート局面を重点的に磨く計画。調整が順調ならば、3月下旬にも米国で今季初戦を迎える見通しとなっている。

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