下條乃将、29秒差V「山の神」夢から目標に

2019年2月18日6時10分  スポーツ報知
  • ガッツポーズしながらゴールする下條(カメラ・矢口 亨)

 ◆第53回青梅マラソン ▽30キロの部、10キロの部(17日、東京・青梅市・日本陸連公認コース)

 男子10キロ高校生の部は、下條乃将(だいすけ、東京実3年)が大会歴代2位タイの30分23秒で、2位に29秒差をつけて圧勝した。今春、明大に進学する実力者は「箱根駅伝で5区を走り、山の神になりたい」と意欲的に話した。女子10キロ40歳未満の部は美人双子ランナーの姉、森田香織(23)=パナソニック=が33分1秒で制した。

 高低差40メートルの難コースを軽々と走り抜けた。下條は3キロ地点で靴ひもがほどけるアクシデントにも負けず10キロを30分23秒で走破。2位に29秒の大差をつけた。

 「ちゃんと二重結びにしたのに序盤でほどけて焦った。思ったより影響がなく、走り切れたが、目標の29分台も出せなかったので反省点は多いです」。93年に神田哲広(昭和)がマークした大会記録(30分20秒)に迫る歴代2位タイの好タイムにも冷静に振り返った。

 昨年の東京高校駅伝4区区間新記録を打ち立てた実力派ランナーは今春、明大へ進学する。「小学生の時、東洋大の(新・山の神といわれた)柏原竜二さんの走りを見て、僕も大学生になったら箱根駅伝5区で活躍して『山の神』と呼ばれる選手になりたいと思った。1年生から箱根駅伝に出場できるように頑張りたい」。10年前に抱いた夢は今、現実的な目標に変わった。

 近年の高校生男子10キロ覇者の多くが次のステップへはばたき、今年の箱根駅伝にも出場した。東京実の先輩となる16年優勝の越川堅太(神奈川大3年)は花の2区で15位、17年優勝の武田悠太郎(日大2年)は4区で8位と健闘。下條を迎え入れる明大の山本佑樹監督(41)は「ロードに強い選手なので楽しみです」と期待を寄せる。

 「大学卒業後は実業団に進み、マラソンで世界で戦える選手になりたい」と下條は爽やかな笑顔で話す。青梅から箱根へ。そして、世界へ。18歳のランナーの未来は無限に広がっている。(竹内 達朗)

 ◆下條 乃将(しもじょう・だいすけ)2000年4月3日、横浜市生まれ。18歳。横浜市立山内中1年から陸上を始める。東京実高では3年時に5000メートル都大会5位。5000メートルの自己ベストは14分27秒51。今春、明大に入学。173センチ、53キロ。

青梅マラソン

その他
注目トピック