日体大が東京五輪参加の北朝鮮選手に練習施設提供

スポーツ報知

 20年東京五輪・パラリンピックに参加する北朝鮮選手団と難民選手団の事前合宿受け入れや大会中の練習施設の提供を、日本体育大学が行うことが18日、分かった。日本と北朝鮮は国交がなく、拉致問題などを巡って厳しい関係が続くが、日体大の松浪健四郎理事長は、「政治のことは脇に置き、五輪、スポーツ面での交流を進めないといけない」と話した。在日本朝鮮人体育連合会は、「日本に来られる環境を整えてもらってありがたい」としている。

 12年以降、4度スポーツ訪朝団を派遣するなど北朝鮮と交流を続ける日体大は、以前から同国選手団の受け入れを提案。昨年11月には、五輪関連の国際会議出席のため来日した北朝鮮の金日国体育相が日体大を訪れるなど協議を進めてきた。今後、事前合宿の受け入れ先が決まらなかった国・地域に対しても練習場の提供などをする意向。

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