ロンドン五輪金・米満氏、フラッグイベントで「山梨は有望選手多い」

　五輪・パラリンピック旗を各地で披露する「フラッグツアー」の歓迎イベントが３日、４７都道府県の最後として山中湖村で行われた。フラッグツアーアンバサダーで富士吉田市出身のロンドン五輪レスリング男子フリースタイル（ＦＳ）６６キロ級金メダリスト・米満達弘氏（３２）が登場。山梨県出身選手の東京五輪金メダル獲得を期待した。

　「今、山梨県は有望な選手が多い」。日本代表や自衛隊で同男子ＦＳのコーチを務める米満氏が、特に注目するのが笛吹市出身・乙黒拓と、韮崎工の後輩で１７年世界選手権男子グレコローマンスタイル５９キロ級優勝の韮崎市出身・文田健一郎（２３）＝ミキハウス＝の２人だ。「世界王者ですからね。（金メダルの）可能性は高い。２人ともそれくらいの力を持っています」と太鼓判を押した。

　フラッグは２９日まで山梨県内各地で展示される。なお、東京五輪では同村と道志村が自転車ロードレースのコース会場となっている。