萩野復活へ弱い自分も見てもらえ…宮下純一氏が今後探る

2019年3月16日7時10分  スポーツ報知
  • 宮下純一さん

 競泳のリオ五輪金メダリスト萩野公介が実質的な“無期限休養”に入った。08年北京五輪メドレーリレー銅メダリストの宮下純一さん(35)が、その背景や今後を探った。

 北島康介さんから「金メダルを取った後は『孤独』だ」と聞いたことがある。誰かに相談しようにも、同じ経験をしているのは自分しかいない。同じ立場で聞いてくれる人もいない。相談すると、ともすれば「甘え」と取られてしまう。

 萩野選手にも、同様のプレッシャーがあったのだろう。世界一となり、勝って当たり前と見られる中で、なかなか期待に応えられず、自己ベストも出なかった。かつ、ライバルの瀬戸大也選手も勢いに乗っている。自分で自分に重圧をかけ続けてしまったのではないか。

 東京五輪のことを考えると、かなり大変な道のりを選んだといえる。本物の緊張感を味わえる舞台は、来年の日本選手権しかない。これをプラスに変えるためにも、まずはプールから思い切って離れ、自身を客観的に見つめる時間を持つようにしてもらいたい。

 だがその場合、期限はあった方がいいと思う。五輪で勝負するなら、プールに戻るのは早い時期がいい。また、プライドを横に置いておいて、多くの人に話を聞いてもらうことも必要だろう。強くあり続けなくていい。弱い自分も見てもらうことで、悩みも緩和していくはずだ。(08年北京五輪メドレーリレー銅メダリスト)

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