世界1位VS世界最速…池田向希「世陸に出て、世界の上の人と戦いたい」全日本競歩能美大会あす号砲

スポーツ報知
全日本競歩能美大会へ抱負を語った池田向希

 全日本競歩能美大会(17日)男子20キロに参戦する世界ランク1位の池田向希(20)=東洋大=が16日、石川・小松市内で取材に応じた。今秋のドーハ世界陸上代表選考を兼ねており、池田は日本人最上位で内定を得られる。ドーハ世陸で表彰台に立った日本人最上位は20年東京五輪代表に内定。「一番の目標である東京五輪へ、一番の近道が世陸。世陸に出て、世界の上の選手と戦いたい」と、文字通り東京への第一歩へ意気込みを新たにした。

 前戦の全日本選手権(2月)では、優勝して世陸内定を勝ち取った高橋英輝(富士通)と1秒差の2位だった。所属の東洋大は「その1秒をけずりだせ」がチームスローガン。池田は「このスローガンがあるからこそ、今回悔しさをものにしないといけない。もう1回、能美でやってやろう」と雪辱を誓っている。

 今大会には、男子20キロ競歩で世界記録(1時間16分36秒)保持者の鈴木雄介(富士通)も参戦する。世界1位か、世界最速か―。「仕上げはいい練習がやれていた。自分のレースをしっかりできたら」と静かに闘志を燃やした。

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