JOC竹田恒和会長、19日にも退任…後任は山下泰裕氏が有力

スポーツ報知
JOCの竹田恒和会長

 2020年東京五輪招致疑惑でフランス司法当局の捜査対象となっている日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)が、退任の意向を関係者に伝えたことが16日、分かった。19日にもJOC理事会で進退を表明する方向で調整が進んでいる。

 竹田氏は一貫して潔白を主張しているが、招致疑惑問題の東京大会への影響を憂慮する国内外の声に、退任が不可避な情勢となっていた。関係者は「辞めたいと言っている」と語った。焦点は退任の時期で、周囲には6月の任期満了までとする意見などがある。後任には有力候補として柔道五輪金メダリストの山下泰裕・JOC選手強化本部長(61)が挙がっている。

 01年にJOC会長に就任した竹田氏は現在10期目。当初は6、7月の役員改選で再選が有力視されていた。だが、フランス当局が贈賄容疑で予審判事による捜査を開始したことが、1月に表面化。会見で疑惑をあらためて否定したが、トップとして混乱を招いた責任を問う声が強まっていた。

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