JOC竹田会長が辞意表明 贈賄疑惑の影響ぬぐいきれず JOC理事会

スポーツ報知
JOCの竹田恒和会長

 2020年東京五輪招致疑惑でフランス司法当局の捜査対象となった日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)が19日のJOC理事会で辞意を表明した。

 6月の任期満了で退任する意向。竹田氏が招致疑惑が五輪に与える影響を懸念する声が、国内外で強まっていた。

 また、国際オリンピック委員会(IOC)委員も近く辞任する意向。竹田氏は12年にIOC委員に任命され、現在は重要ポストのマーケティング委員長を務める。原則70歳までの定年が延長され、東京五輪までが任期となっていた。

 ◆竹田 恒和(たけだ・つねかず)1947年11月1日、東京都生まれ。旧皇族・竹田宮恒徳王の三男で、天皇陛下のはとこ。慶大法学部政治学科を卒業後、馬術の障害飛越種目で72年ミュンヘン(団体16位、個人42位)、76年モントリオール(同13位、39位)両五輪に出場。日本がボイコットした80年モスクワも代表入りした。01年に第15代のJOC会長に就任した。現在は10期目。12年にIOC委員に就き、東京五輪招致委員会の理事長も務めた。家族は夫人と2男1女で、長男は憲法学者の恒泰氏。

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