人気占い芸人が東京パラリンピック2020を占うとうれしい結果が

スポーツ報知
手のひらを見せるアポロン山崎(左)とハートプラスマークを手にする小林春彦

 「最強占い芸人」として人気急上昇のアポロン山崎(35)と、山崎の後輩で、障がい者タレントとして講演会を開催したりミュージシャンとして活動するなどしている小林春彦(32)が3月中旬、山崎の所属する吉本興業東京総本部で、東京パラリンピック2020や、これからの日本の障がい者や、障がい者スポーツ(パラスポーツ)について語り合った。

 山崎と小林は、兵庫にある進学校・三田学園高出身。3歳違いのため、同時期に学園生活を送ることはなかったが、昔から家族ぐるみの付き合いが続いているという。

 山崎は、占いという特技の他に、中学の理科と高校の化学の教員免許を取得、一方の小林も、東大先端科学技術研究センターによる障害や病気のある学生の進学と就労への移行支援を通じ将来の社会のリーダーを育成するプロジェクト「DO―IT Japan」の第1期生として活躍した。

 また山崎は、車椅子バスケットボールを熱心に取材、応援する元AKB48・篠田麻里子(32)のTBSラジオ番組「日本リアライズ presents 篠田麻里子のGOOD LIFE LAB!」(火曜・PM9時半)にレギュラー出演中。自身の弟もパラ水泳の指導者をしており、「パラスポーツのことをもっともっと知っていきたいです」と熱く語った。

 占い芸人らしく山崎がランダムに配置したタロットカードを小林が「全障害者、パラスポーツに携わる方々を代表して」と前置きした上で1枚選ぶと、山崎はすぐさま「あ、楽しくできるって。評価される結果になるのかもしれませんね。話題になるのかも」と東京パラリンピック2020の成功を予言した。

 「占いと福祉はかなり絡み合うことが多い」と明した山崎は、「なんでもやってみたら形になる」と小林に占いの勉強を薦め、「めちゃくちゃ知識のある占い師になれるかも」と笑った。

 さらに山崎は小林に「海外という星がある。他の知識を得るとプラスになるので、海外で情報を集めて日本に持ち帰ると大きくなれるという占い結果が出ている」と提言。これに小林も「確かに『障害者差別解消法の合理的配慮』はアメリカから引っ張ってきました」と答えたが、山崎は「でも(小林には)心配性というのもあるから、一人では海外に行かない方がいいですね」と後輩を心配した。

 小林が現在行っている講演で多いのは「外見からはわからない障害を持っている人についての啓発活動」だという。2人の母校・三田学園で講演を行った際は「言わなきゃわからない何かをみんな持っているという話題を一般化させて話した。みんな健常者かもしれないけど、障害に限定しなくても難しい問題を抱えている人々がいる。例えば在日問題とか、LGBT(性的少数派)とか自分から言い出さなければ分からない困難を抱えていることもあるという話を交えながら、人権について学んでもらった」と語った。(松岡 岳大)

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