リコー、初の年間総合優勝 工藤一寛監督「選手を信じた結果です」

2018年12月3日6時10分  スポーツ報知
  • 初の年間王者に輝きガッツポーズするリコーの選手たち

 ◆報知新聞社後援 卓球 日本リーグプレーオフ最終日 ▽男子決勝 リコー3―2シチズン時計(2日、高崎アリーナ)

 男子は前期王者のリコーが初の年間総合優勝を果たした。ともに初めて決勝に進んだ後期王者のシチズン時計との決勝を3―2で制した。女子は中国電力が3―1で日立化成を下し、初優勝。日立化成は世界ランク3位の石川佳純(25)=全農=が2番手で唯一の白星を挙げたが、3年ぶりの頂点に届かなかった。

 リコーが日本リーグに新たな歴史を作った。胴上げで宙を5度舞った工藤一寛監督は、侍ジャパンや今季はプロ野球の巨人でスコアラーを務めた志田宗大氏の義理の兄でもあり、元中日監督の落合博満氏を尊敬。著書などから名将の考えを学び、「勝てば選手のおかげ。負ければ監督の責任」という言葉を胸に刻む指揮官は「選手を信じた結果です」と喜びをかみしめた。

 初挑戦の決勝の舞台で賭けに出ていた。前夜にオーダーを決める際、選手側とイメージが食い違うと「僕の意見を押し切るんじゃなく、それぞれが納得した形で」とメンバーを監督が決め、順番は選手に一任。初の試みだったが選手も信頼に応えて話し合い、1番手にエースの有延大夢、最後の5番手に勝負強い鹿屋良平を据える案を提出した。

 キーマンは鹿屋だった。勝敗を決する5人目で出場した試合で昨年の前期は3戦全敗。工藤監督に「外してほしい」と直訴したこともあったが、今年はこの日も「いいプレッシャーに変えられた」と優勝を決めるなど、プレーオフも含め4戦無敗。創部60年目に“勝利の方程式”を確立したリコーが前期大会、全日本選手権団体の部に続く3冠を成し遂げた。(林 直史)

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