「もうひとつの出雲駅伝」でも青学大が圧勝 原監督ご満悦

2018年10月8日20時45分  スポーツ報知
  • 「もうひとつの出雲駅伝」でも青学大勢が上位を占めた。原監督(左端)も大満足

 出雲駅伝(島根・出雲市出雲大社~出雲ドーム=6区間45・1キロ)のメンバーから外れた各大学の選手のために開催される「出雲市記録会5000メートル」が8日、島根・出雲市の浜山公園陸上競技場で行われ、出雲駅伝で優勝した青学大の神林勇太(2年)が自己ベストを0秒44更新する13分58秒70でトップを取った。2位の湯原慶吾(1年)、5位の梶谷瑠哉(4年)と上位5人中3人を青学大勢が占め、選手層の厚さを見せつけた。

 出雲駅伝を走れなかった選手が悔しさをぶつける出雲市記録会5000メートルは「もうひとつの出雲駅伝」と呼ばれている。華やかな駅伝とは一変、夕暮れのトラックレースで青学大の神林は懸命に駆け抜け、ガッツポーズをしながらトップでゴール。13分58秒70の好記録で熊本・九州学院高3年時にマークした自己ベストを2年ぶりに更新した。

 「おいおい! (出雲駅伝優勝アンカーの)竹石より力強いガッツポーズだった。いいぞ」。レースを見守っていた原晋監督(51)が褒めたたえると、神林は「自己ベストは久々だったので」と照れ笑いで返した。

 神林は1年時だった前回の出雲駅伝では5区に抜てきされたが、終盤に東海大に突き放された。青学大も2位に甘んじた。「本当は出雲駅伝を走って借りを返したかった。青学大が優勝して、うれしい気持ちの方が大きいけど、少しの悔しさもある。この記録会で全日本大学駅伝(11月4日)と箱根駅伝(来年1月2、3日)のメンバー入りに向けてアピールできたと思います」と神林は充実の表情で話した。

 14分0秒71で2位に入った湯原も自己ベストを5秒07更新。5位の梶谷瑠哉(4年)は序盤から終盤までレースを引っ張り、記録以上の強さを見せた。「湯原も神林にラストスパートで競り負けたけど、よく頑張った。梶谷は駅伝で起用したいと思わせる積極的な走りを見せてくれた。我がチームは補欠選手も強いなあ」と原監督は自画自賛した。

 学生駅伝界で“異次元”のチームになりつつある。出雲駅伝のスタート直前、原監督はフジテレビ系の情報番組「バイキング」に出演し、司会の坂上忍(51)と絡んだ。さらに駅伝放送中には原監督の妻で寮母の美穂さん(51)を中心とした台所洗剤のテレビCMが流れた。派手に見える表舞台の裏で、地道な取り組みがある。出雲市記録会終了後、クールダウンとストレッチを1時間以上も続け、真っ暗になった陸上競技場を一番最後に引き上げた。

 青学大の強さは本物。裏打ちされた強さがある。

箱根駅伝

箱根駅伝 2018

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