東洋大・相沢晃VS明大・阿部弘輝…学法石川高の同期で中学からのライバルが箱根で激突 

2018年12月27日6時10分  スポーツ報知
  • 東洋大・相沢晃
  • 明大・阿部弘輝

 金栗四三杯を狙う“いだてん”候補は王者・青学大選手だけではない。学法石川高(福島)で同期のライバル・相沢晃(東洋大3年)と阿部弘輝(明大3年)のしれつな戦いも見逃せない。

 負けられない戦いがある。前回2区3位の相沢と今季1万メートル日本人学生トップの阿部。学法石川高の同期生であり、中学時代からのライバルだ。

 10年連続3位以内という絶対的な安定感を誇る東洋大で、相沢は欠かせない戦力だ。今季は日本選手権1万メートル8位入賞、出雲駅伝1区2位、全日本大学駅伝8区区間賞とパワーアップ。「前回はニャイロ(山梨学院大)と森田(歩希、青学大)さんに負けて悔しかったし、区間賞を取りにいかなきゃいけない気持ちになれた」と2区でのリベンジに燃えている。

 阿部は2年ぶりの箱根切符を手にした明大のエース。全日本大学駅伝予選会では塩尻に先着し、11月の八王子ロングディスタンスで27分56秒45をマーク。前回の箱根では補助員を務め「相沢を見かけたので『がんばれよ』と声をかけました。でも、トップでタスキをもらって快走したのを見てやられたな、と悔しい気持ちもあった」と振り返る。

 2人の出会いは中学時代にさかのぼる。阿部は「お互いの学校には陸上部がなかったので、野球部でした。相沢は走るとオーラがすごかった。野球している時はなかったですけど(笑い)」と懐かしむ。2人とも須賀川市出身。同じ市の大先輩で64年東京五輪マラソン銅メダリスト・円谷幸吉氏の名を冠した「円谷ランナーズ」で走り始めると、めきめきと力をつけた。相沢は「円谷さんは『忍耐』という言葉を大事にしてきた。それは東洋大の『1秒を削り出せ』という精神にもつながっている。きついところでいかに力を出せるかということ」と受け継いだ魂を胸に秘める。

 チームの主軸として迎える箱根。相沢が「同じチームなら心強いんですけどね。箱根では負けません」と言えば、阿部も「同じ区間なら負ける気はしないし、これから互いに陸上界を引っ張っていきたい」と自信を口にする。高めあってきたライバルだからこそ、“いだてん”の座は譲れない。

箱根駅伝

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