竜電、4場所連続白星発進「攻め続ける」

2018年3月12日9時0分  スポーツ報知
  • 竜電(右)は寄り切りで隠岐の海を下した

 ◆大相撲 春場所初日 ○竜電(寄り切り)隠岐の海●(11日・エディオンアリーナ大阪)

 甲府市出身の西前頭9枚目・竜電(27)=高田川=が、4場所連続の白星スタートを決めた。東同9枚目・隠岐の海(32)=八角=を寄り切りで破った。関脇経験者から万全の内容で白星をもぎ取り、幕内2場所目も好発進。この勢いで、県出身力士としては1971年九州場所の元関脇・富士桜以来となる新入幕から2場所連続の勝ち越しまで一気に突っ走る。

 堂々たる相撲を見せた。竜電は立ち合ってすぐにもろ差しとなった。隠岐の海に両上手を取られて粘られたが、休まずに前へ攻め続けた。最後は上手を切って万全の寄り切りで勝負あり。関脇経験もある実力者に快勝し「自分は攻めるだけと思って集中していた」と、うなずいた。

 今場所から懸かることになった故郷の銘菓「桔梗信玄餅」の1本を含め、5本の懸賞をゲット。手取りで15万円を手にした。初日前日には「勝っていっぱいもらえるようにしたい」と意気込んでいたが、初日白星で故郷の期待に応えた形となった。

 新入幕だった1月の初場所は10勝と快進撃。戦後の県出身力士としては初となる新入幕場所での2桁&三賞獲得となった。大活躍しただけに、より知名度が上がった様子だ。1月の初場所後には甲府に凱旋。当然、その際には「すごかった」(竜電)と大歓迎を受けた。さらに大阪入りしてからも「山梨出身でこちらに住んでいる方にも声をかけてもらった。すごい応援してくれているんですね。ありがたいこと」と感謝した。

 今場所で8勝を挙げれば、通算300勝の大台に乗るとともに、県出身力士としては71年九州場所の元関脇・富士桜以来の、新入幕から2場所連続の勝ち越しとなる。そうなれば、もっと竜電の名はとどろくことになる。期待は膨らむが、竜電自身は冷静だ。「まだ初日。ここから長いので、しっかり集中して。攻め続けることを意識していきたい」と足元を見つめた。好発進の勢いで、白星を積み重ねる。(三須 慶太)

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