遠藤、2大関撃破で新三役グイッ!「永谷園のお茶づけ」パワーで豪栄道も食った

2018年3月15日6時0分  スポーツ報知
  • 立ち合いで遠藤(左)は豪栄道と頭から激しくぶつかった(カメラ・渡辺 了文)
  • 支度部屋を引き揚げる遠藤

 ◆大相撲春場所4日日 ○遠藤(突き落とし)豪栄道●(14日・エディオンアリーナ大阪)

 前頭筆頭・遠藤が大関・豪栄道を突き落として、初日の高安に続き両大関撃破を達成した。今場所は4回目となる前頭筆頭で、勝ち越せば新三役が濃厚の絶好機。足首や膝のけがに加えて太らない体質にも悩まされてきた角界屈指の人気者は横綱、大関戦を終えて3勝と念願の地位が見えてきた。前頭4枚目・松鳳山は自身初、前頭14枚目・勢は2年前の春場所以来の初日からの4連勝。横綱・鶴竜らを加え無敗は4日目を終えて5人となった。

 大相撲ファンのまばたきも許さないほどの早業だった。遠藤は立ち合いで豪栄道と頭からぶつかった瞬間、右へ動いた。すかさず相手の左腕を手繰って1秒3の突き落とし。「しっかりと当たることだけを考えた。集中できているんじゃないですか」と冷静。初日の高安戦に続く2大関撃破にも表情ひとつ崩さなかった。

 新三役の座をグッと引き寄せた。自己最高位となる4度目の前頭筆頭で迎えた春場所。2日目に横綱・鶴竜に敗れたものの、上位陣との対戦を3勝1敗で乗り切った。過去3度は負け越し。「それ(三役)は意識しない」と無関心を装うも、初土俵からわずか所要3場所で13年秋に新入幕した遠藤への期待は高まるばかりだ。

 努力が実を結びつつある。昨年7月下旬に左足首を手術し約2週間の入院など離脱中は上半身の筋力アップに着手。今は体重152キロをキープするが、太らない体質に悩んだこともある。新入幕当時は143キロで「自分は体重を減らすことが考えられない。減らないように食べるだけ」と必死だ。

 日大時代は大会直前であっても鶏の空揚げを平らげた。現在の“味方”はテレビCMにも起用された「永谷園のお茶づけ」。疲れて食欲がわかなくても、水でも口に運べる勝負飯がパワーの源だ。この日、永谷園を含め29本の懸賞をゲット。「結果が出ているので前向きにいく」。角界屈指の人気力士が相撲道ひとすじに、白星を積み重ねていく。(小沼 春彦)

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