阿炎、高安に寄り倒され「ダメだ、弱い。あー、休場だ」

スポーツ報知
阿炎(右)を寄り倒しで下す高安(カメラ・能登谷 博明)

◆大相撲名古屋場所7日目 ○高安(寄り倒し)阿炎●(14日・ドルフィンズアリーナ)

 人気急上昇中の東前頭3枚目・阿炎(あび、24)=錣山=は、西大関・高安(28)=田子ノ浦=に寄り倒しで敗れ、5日目の横綱・鶴竜戦金星に続く、上位陣撃破はならなかった。

 熱気に包まれた館内が、逆風となった。立ち合いで高安の左肩への突き押しを試みたが、右手が汗で滑ってしまった。生命線の突っ張りが不発に終わって完敗。支度部屋では「手が滑って、気がついたら負けていた。自分は手汗がスゴイんで。僕、小心者なので。ダメだ、弱い。あー、休場だ。記者さんたちにも囲まれて申し訳ない…」と敗戦の弁。それでも、「よし、明日から勝ち続けます。期待していてください」と、最後は気持ちを切り替えていつもの明るい表情に戻っていた。

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