安美錦、大鵬に並ぶ872勝 史上8位「光栄」

スポーツ報知
豪風(右)をはたき込みで破る安美錦

◆大相撲名古屋場所8日目 ○安美錦(はたき込み)豪風●(15日・ドルフィンズアリーナ)

 安美錦が豪風との39歳対決を制した。息をのむ3度目の立ち合い。右手で張った流れではたき込んだ。「体が(自然と)はたきにいった。結果オーライ」。97年初場所の初土俵から872個目の白星を積み上げ、史上8位の大鵬に並んだ。

 支度部屋で昭和の大横綱の名前を聞くと「肩を並ばせていただいたのは光栄。(大鵬は)テレビで見たことしかない。神様みたいな存在。長く相撲を続けたご褒美じゃないかな」と謙遜した。

 場所前には絵莉夫人が、就寝時の冷房で体が冷えすぎないようにと、ショウガたっぷりの手作りギョーザを届けてくれた。愛情にも包まれて「家族も戦ってくれている。もっと勝たないとね」と奮起。6勝2敗の好成績で折り返し、夏場所で自ら塗り替えた昭和以降1位の最年長再入幕記録(39歳6か月)の更新も視野に入る。

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