大鵬の孫・納谷、5勝目も気持ち引き締め「全部を出し切りたい」

スポーツ報知
魁禅(右)を破った納谷(カメラ・能登谷 博明)

◆大相撲名古屋場所12日目(19日・ドルフィンズアリーナ)

 大相撲の名古屋場所12日目が19日、愛知・ドルフィンズアリーナで行われ、昭和の大横綱・大鵬(故人)の孫で西三段目50枚目・納谷(18)=大嶽=が東53枚目・魁禅(24)=浅香山=をはたき込んで5勝1敗とした。

 勝負がついた瞬間、納谷が首をひねった。「立ち合いは良かったですけど、慌てちゃったところがあって。我慢できなくなっていますね」と苦笑い。全勝対決だった琴手計(佐渡ヶ嶽)との一番も突っ張り合いから引いて墓穴を掘った後も「我慢できなかった」と振り返った。

 その原因は「疲れだと思います」と自己分析。「気持ちと体は元気なんですけど、なんていうか、動こうとしてもすぐに動けないんです。スイッチを入れてワンテンポ遅れる感じ。朝起きるのが辛い時もあるんです」と振り返った。残り一番は「しっかり前に出て全部を出し切りたいと思います」と気力を振り絞っていた。

 元横綱・朝青龍の甥、東42枚目の豊昇龍(19)=立浪=も西32枚目・魁勇大(19)=浅香山=を内掛けで破り5勝1敗。「きょうの相撲はダメ。自分の相撲が全然、出来ていない」。内容に納得できなかったのか、取組終了後には二子山親方(元大関・雅山)から「しっかり礼をするように」と注意される一幕もあった。

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