豪栄道、史上初2度目のカド番優勝へ3敗追走「後は時の運」

スポーツ報知
遠藤を押し出しで下す豪栄道(カメラ・能登谷 博明)

◆大相撲名古屋場所12日目 ○豪栄道(押し出し)遠藤●(19日・ドルフィンズアリーナ)

 大関・豪栄道は前頭6枚目・遠藤との3敗対決を制して2差追走。逆転で初の2度目のカド番優勝を狙う。

 豪栄道は直近で4連敗中の難敵・遠藤を思い描いた通りの速攻で退け、史上初となる2度目のカド番Vに望みをつないだ。「いつも立ち合いでズラされてるから正面に置こうと思った」。立ち合いで左の張り差しで止めて一気に押し出した。

 13日目は1敗に後退した御嶽海と結びの一番で激突。対戦成績は豪栄道の6勝3敗で前回の春場所は敗れており「あすは気合を入れていく」と闘志を燃やした。昨年秋場所では3差からV逸した苦い経験がある。追走する今場所は逆の立場。2差にまで詰め「勝負は最後まで分からん。後は時の運」とうなずいた。

 12日目を終えての2差逆転は過去に4例。05年秋場所では13日目に単独全勝だった関脇・琴欧州が敗れ、横綱・朝青龍に1差から決定戦で優勝をさらわれた。13日目を終えてからの2差逆転は前例がない。御嶽海戦はまさに天下分け目の一番となる。

スポーツ

×