矢後が勝ち越し 十両では2場所連続「いい内容だったと思います」

スポーツ報知

 大相撲の名古屋場所13日目は20日、愛知・ドルフィンズアリーナで行われ、西十両8枚目・矢後(24)=尾車=が東11枚目・千代ノ皇(27)=九重=を寄り切って勝ち越しを決めた。十両では2場所連続の勝ち越しとなった。

 今場所、一番の内容といっていいだろう。立ち合いは左胸から当たり、突っ張って左を差し、右上手を引き付けて一気に勝負を付けた。早い相撲に矢後も「いい内容だったと思います」と笑顔を見せた。体調面で苦しんだ。場所前から腰痛に悩まされ場所中もマッサージや電気治療を欠かさなかった。序盤3連勝の後は星が五分五分までになってしまったが、3連勝で一つの目標を超えた。

 「やはり先場所の勝ち越しが大きいですね。少しは自信になりました。5勝5敗になった時はいろいろと考えてしまいましたが、前を向こうと切り変えました」。新たな目標も出来た。残り2日を白星で飾ると十両で自己最多の10勝に到達する。「全部、勝つつもりで2番、取るつもりです。先場所は勝ち越した後にガタガタとなってしまいましたが、自信を持って次にあるものに向かいたいと思います」と気合を入れ直していた。

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