初優勝の御嶽海の胃袋を支えた高崎親方の「スペシャルちゃんこ」

スポーツ報知
初優勝を決めた御嶽海

◆大相撲名古屋場所14日目(21日・ドルフィンズアリーナ)

 西関脇・御嶽海(25)=出羽海=が東前頭13枚目栃煌山を寄り切り、13勝1敗として初優勝を決めた。特製の「ちゃんこ」も、初Vの要因のひとつだった。

 気温が40度に迫る暑さの場所で御嶽海の胃袋を支えていたのは「スペシャルちゃんこ」だ。部屋付きの高崎親方(元幕内・金開山)が毎日、腕を振るった鍋を食べて連勝街道を突っ走った。

 「しょうゆ味、みそ味とか親方が作る鍋の全部がスペシャル」(御嶽海)。東京場所では家族と住んでいる同親方も、名古屋では犬山市の宿舎で力士と同居。名門部屋だけに差し入れも豊富で「ちゃんこ場は戦争。僕でも立ち入れない」という熱の入れようだ。

 御嶽海が12日目に負けた日だけは手製のちゃんこを作れず。場所から戻ると「ごめんよ~」と高崎親方から謝罪された。優勝を決めた14日目はしょうゆ味を食べて“出陣”。勝負メシの「レシピは教えられません!」。今場所は5軒でウナギを食べたが、本当のスタミナ源は部屋伝統の味だった。

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