貴ノ岩ら台風余波で夏巡業初日の朝稽古に間に合わず

スポーツ報知
疲れた表情で会場入りした貴ノ岩

 大相撲の夏巡業が29日、岐阜・大垣市から始まった。出身地のモンゴルに帰省していた十両・貴ノ岩(貴乃花)、旭秀鵬(友綱)、東龍(玉ノ井)、大翔鵬(追手風)の4力士は、初日からドタバタ合流となった。

 モンゴルから日本への航空機が台風の影響で半日以上の大幅な遅延に見舞われた。当初は28日昼に成田空港到着予定も、この日朝となった。

 くしくも、夏巡業初日の朝には春日野巡業部長(元関脇・栃乃和歌)が全力士を前に「仕事なので気合を入れてやってください」と訓示。貴乃花親方(元横綱)も「飛行機が遅延して。今、ここ(大垣市)に向かっています」と心配そうだった。

 4力士は電車と新幹線などを乗り継いで、大垣市の会場に到着したのは朝稽古終了後の正午前。巡業部には遅延を事前に報告していたものの、役員室で再度の事情説明を行った。

 十両土俵入りには間に合ったが、思わぬアクシデントに疲れた表情の貴ノ岩は「お客さんが喜んでもらえる仕事をしっかりとやる」と話していた。

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