遠藤が地元・石川で巡業初の申し合い稽古

スポーツ報知

 大相撲の夏巡業4日目が1日、石川・小松市で行われた。同県出身で人気力士の幕内・遠藤(27)=追手風=が巡業初の申し合い稽古に参加した。

 5月に右上腕付近を負傷し、まだ患部に不安を抱えているが、幕内・正代(時津風)の右前まわしを引いて寄り切るなど1勝1敗だった。

 朝稽古から取組まで、ずっとファンに取り囲まれるほどの大人気ぶりだったが、サインや握手の求めには丁寧に対応。名古屋場所は序盤で優勝争いに絡み、後半失速したものの東前頭6枚目で8勝7敗の勝ち越し。「先場所は上(位)と当たっていい経験になった」。秋場所(9月9日初日・両国国技館)の成績次第では新小結だった夏場所以来の三役返り咲きも狙える。「なかなか(石川県に)帰ってくることもできないので。飛び交う方言が懐かしくていいなと思った。地元の期待に応えられるようにしっかりと体調を整えていきたい。心配をかけないようにやっていきたい」と気合を入れ直した。

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