鈴木五輪相、20年に外国人向けのビヨンド場所開催を要請

スポーツ報知

 鈴木俊一・東京オリンピック・パラリンピック担当大臣が2日、両国国技館を訪れ、20年東京五輪で来日する外国人などを対象とした「ビヨンド場所」の開催を日本相撲協会に要請した。同大臣と会談した相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)も要請を快諾する意向。詳細については今後検討していくが、期間についてはオリンピック閉幕からパラリンピック開幕までの8月中旬が現段階では有力だという。

 会談後に会見した鈴木大臣は、「五輪はスポーツの祭典と同時に文化の祭典でもある。世界中の“目”が日本に注がれる。日本が誇る伝統文化を世界に発信する一大チャンス。大相撲は日本文化の中でも最も誇りあるもの」と説明。同大臣と共に会見した尾車親方(元大関・琴風)は、「私も理事長とも(要請を受けて)感激しております。20年には外国の皆さんに大相撲を見て頂けるようにしたい」と全面的な協力を約束。開催場所に関しては、「両国国技館以外に考えていない。大相撲の殿堂を見て頂きたい」(同親方)と話した。観戦する外国人は五輪に出場した選手、関係者以外にも来日した観光客も観戦対象者として予定しているという。

 ビヨンド場所は16年から2度、10月に開催。外国人だけでなく障害者を招待。英語で説明されたパンフレットや手話による場内説明、さらに車イス用の観戦スペースを設置して両国国技館で催した実績がある。

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