佐田の海が御嶽海と互角の申し合い。春日野巡業部長も秋場所での活躍を予想

スポーツ報知

 大相撲の夏巡業が5日、長野市で行われた。幕内・佐田の海(境川)が、名古屋場所で優勝し地元・長野に凱旋した関脇・御嶽海(出羽海)に1勝1敗と互角に渡り合った。

 今年に入り、11勝4敗で十両優勝した夏場所も含めて4場所連続勝ち越し中。結果を出し続けているのは巡業中も継続して稽古を重ねているのが大きい。「土俵下では必ず四股とすり足を毎日やるようにしている」。“振り向けば佐田の海”と言われるほど朝稽古での存在感は大きい。

 胸に刻んだ金言がある。「昔から師匠(境川親方)が『偶数月を大切にしろ』と言われてきました。巡業中にどれだけ稽古したかで、次の場所の成果が決まる」と愚直に師匠の教えを実践している。

 その姿勢を土俵下から見届けた春日野巡業部長(元関脇・栃乃和歌)も「鍛えた成果? もちろん出るでしょう」と同じ出羽海一門の関取の姿勢に目を細めた。その評価を聞いても「できることをやっていかないといけない」と謙虚。秋場所(9月9日初日・両国国技館)でも連続勝ち越し記録を伸ばす。

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