栃ノ心、流血も取り直しの一番で1敗守る「頭が当たって切れた」

2018年9月13日6時10分  スポーツ報知
  • 玉鷲との一戦で流血した栃ノ心(カメラ・能登谷 博明)

 ◆大相撲秋場所4日目 ○栃ノ心(突き落とし)玉鷲●(12日・両国国技館)

 8場所連続休場からの復活を目指す横綱・稀勢の里が、前頭筆頭・魁聖との流血の死闘を制して無敗を守った。新横綱優勝した17年春場所以来の4連勝発進で、5日目に横綱審議委員会の本場所総見を迎える。白鵬、鶴竜も勝ち、1989年の春場所以来29年ぶりに3横綱が初日から4連勝。カド番の大関・栃ノ心も流血しながら小結・玉鷲を取り直しの一番で下し1敗を守った。大関取りの関脇・御嶽海ら全勝は7人。

 右目上から流血しても栃ノ心の気迫は衰えなかった。取り直しの一番。両足が俵にかかったが「余裕はあった」と右に回り込んで突き落として連敗を免れた。4本の懸賞を受け取った際には顔に鮮血が流れていたが微動だにしなかった。

 玉鷲は名古屋場所6日目に小手投げで敗れ、大関初黒星を喫して即休場の憂き目を見た因縁の相手。栃ノ心が「頭が当たって切れた。見えづらいとかはないよ」と言えば、玉鷲は「あいつとやるといつも傷ができる。また文句言われるかな」と返した。最初の一番で血を流しても、互いの強さは当事者同士では織り込み済みだった。

 3日目に初黒星。初のカド番の重圧に苦しみ、この日の朝は報道陣に対応しなかった。1日“2番”をくぐり抜けた荒い息づかいが“修羅場の場所”を感じさせる。5日目は全勝の御嶽海と対戦。土をつけて、大関候補と大関の違いを見せつける。(大谷 翔太)

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