【尾車親方の目】御嶽海、集中力と度胸ずぬけている

2018年9月13日6時10分  スポーツ報知
  • 逸ノ城(右)を押し出しで下した御嶽海(カメラ・能登谷 博明)

 ◆大相撲秋場所4日目 ○御嶽海(押し出し)逸ノ城●(12日・両国国技館)

 御嶽海は低く当たって左を差した。右はハズに構え下から上に押し上げた。土俵際では右手を腹に添えて逸ノ城を押し出した。大型力士を倒す典型的な一番だった。土俵際で逸ノ城の粘りのなさにも驚いた。御嶽海の立ち合いが鋭くて逸ノ城の腰を浮かせ、下からのハズ押しでさらに残す力をそぎ落とした結果だ。

 場所の“一番相撲”に強い力士だ。集中力と度胸はずぬけている。先場所の優勝インタビューで涙を流した時は御嶽海も普通の若者なのだと思った。しかし、この日の相撲を見る限り普通の若者ではない。三役に定着して勝ち越しを続け、2ケタの白星を挙げるようになった。力も付けている。

 5日目は大関・栃ノ心との一番が組まれた。まわしを取られたら相撲にならないのは、御嶽海が一番よく知っている。ポイントは立ち合い。どうやって中に入り込むか、実に興味深い。(スポーツ報知評論家)

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