大鵬の孫・納谷　３敗目で三段目陥落へピンチ

　◆大相撲秋場所１０日目（１８日・両国国技館）

　昭和の大横綱・大鵬（故人）の孫で東幕下６０枚目・納谷（１８）＝大嶽＝が東幕下５９枚目・佐々木山（２７）＝木瀬＝に寄り倒しで敗れ、幕下３敗目を喫した。

　最近では一番という立ち合いを見せたが、相手に左を深く差され何もできないまま土俵を割った。「立ち合いは良かった。右をおっつけて崩したかった。うまい相撲をとりますね」。今場所幕下デビューを果たした１８歳は、幕下８年目の先輩力士に脱帽するしかなかった。

　幕下まで２敗で上がってきた新鋭も、今場所３敗目。幕下に残るためにも、これ以上の負けは許されない。「勝ちにもこだわりますけど、もっと前に出る相撲をとりたい」と納谷。力の差は感じていると話す幕下での戦いでも、自分の力を出し続けるしかない。