大関・高安、横綱・鶴竜撃破し優勝の可能性残す

スポーツ報知
高安(左)は鶴竜を上手投げで破る

◆大相撲秋場所12日目(20日・両国国技館)

 幕内初優勝を目指す西大関・高安(28)=田子ノ浦=は、東横綱・鶴竜(33)=井筒=を上手投げで下し2敗をキープ。優勝の可能性を残した。

 立ち合いで左四つ。巻き替えた鶴竜にもろ差しを許したが、思い切って体を開き、左上手投げで横綱を転がした。豪快に投げ飛ばしたが「しっかり(相手を)起こして胸を合わせられたことが勝因」と冷静に分析した。

 幕内3度の準Vはあるが、いまだ賜杯には届いていない。東横綱・白鵬(33)=宮城野=が唯一無敗で単独トップを走り、豪栄道(32)=境川=、鶴竜と共に2敗で追走。「しっかり自分のスタイルで、悔いがないように」と高安。残り3日間、無敗で駆け抜ける。

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