光内 両肩手術から復活で序ノ口全勝V

スポーツ報知
序ノ口優勝を決めた光内

 ◆大相撲秋場所13日目(21日・両国国技館)

 西序ノ口31枚目・光内(22)=阿武松=が西序ノ口17枚目・暁(29)=高田川=を寄り切り。全勝で、自身初の序ノ口優勝を果たした。

 立ち合いから右四つで一気に寄り切り優勝を決めた。「最初から本気でやるぞと。だいぶ力も入っていた。とりあえずホッとしてます」。中学3年時の四国大会で個人優勝して以来という栄冠だった。

 両肩の脱臼、手術を乗り越えた。16年名古屋場所から左肩で4場所、17年秋場所から今年夏場所まで5場所を右肩の脱臼で休場。ともにケガ前は3段目だったが、前相撲まで落ちた。「右肩のリハビリは、腕を上げる所から始めました」。日常生活もままならなかったが、懸命にリハビリ。阿武松親方(元関脇・益荒雄)の「くさらず、ゆっくり治していこう。」という言葉も励みになった。

 復活の先に目指すは、自身最高位の更新だ。3段目18枚目が最高の光内は「豪栄道関のような前に出る相撲を目指して、幕下を目指したい」。埼玉栄高の同期で西小結の貴景勝(22)=貴乃花=は幕内で活躍している。この優勝を足がかりに、目標へといっきに昇りつめる。

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