友風が5勝目 来場所は新十両にも望み

スポーツ報知
臥牙丸をはたき込みで破った友風(右)

◆大相撲秋場所14日目(22日、東京・両国国技館)

 尾車部屋のホープ、西幕下4枚目・友風(23)=が元幕内の巨漢で東十両12枚目・臥牙丸(31)=木瀬=をはたき込みで破り、5勝2敗で秋場所を終えた。

 立ち合いから圧力をかけて一瞬のはたき込み。「緊張でガチガチでしたけど、仕切りの所作を間違えて我に帰りました。笑ってしまったほどです。今場所は稽古もしっかりできましたし、師匠(尾車親方=元大関・琴風)と嘉風関のアドバイスを聞いて場所に臨むことができました」。

 場所前は巡業には帯同せずに部屋で調整すると同時に、近くにある高田川部屋で幕下の湘南乃海らと汗を流した。尾車親方からは「今場所は良く前に出ている。引き技も前に出て圧力をかけているから効いている」と褒められたという。嘉風からは元幕内や元十両と対戦する時も気持ちの作りからのアドバイスを受けた。

 4枚目で5勝2敗。幕下上位の成績が拮抗していて、十両の下位もある程度の数字を残していることから来場所の新十両は微妙になってきた。それでも友風は「来場所、幕下の上位でも大丈夫だと思います」。自信を深めた秋場所となった。

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