白鵬「稀勢の里が私を磨いてくれた」優勝一夜明け会見

スポーツ報知
優勝から一夜明け、笑顔で会見する白鵬

 大相撲秋場所で41度目の優勝を全勝で飾った横綱・白鵬(33)=宮城野=が24日、都内で一夜明け会見を行った。前人未到の幕内1000勝と横綱800勝も今場所中に成し遂げた原動力の一つに8場所連続休場から復帰し、10勝した横綱・稀勢の里(田子ノ浦)の存在を挙げた。

 「稀勢の里が私を磨いてくれた。眠っていたものを起こさせてくれた。立派な横綱。彼も横綱として生まれた宿命があると感じた」と場所が進むごとに共感の度合いを深めたという。16年夏場所後の一夜明け会見では「強い人が大関に、宿命を持った人が横綱になる。もっと徳を重ねたほうがいい」と助言。綱をつかみ故障を乗り越えた稀勢の里を“宿命”というキーワードを用いて称賛した。

 次の目標は2年後の東京五輪までの現役継続。4月に亡くなった父・ムンフバトさんは64年の東京五輪にレスリング選手で出場。「いなくなってもどこかで見ている。何とか現役で東京五輪を迎え、相撲協会と活動できれば」と語った。

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