横審、稀勢の里10勝クリアに「安心」「弱い」

スポーツ報知
秋場所後の定例会合に出席した横審・北村委員長(中)

 横綱審議委員会の定例会合が24日、都内で行われた。9場所ぶりに皆勤出場した横綱・稀勢の里は10勝したことで最低ラインをクリアとの評価。「負け越したり8勝止まりだと(何か)見解を出さないといけないと…。安心しています。ホッとしています」と北村正任委員長。「激励」など決議を出す意見はなかったという。

 注文もついた。「横綱は本来優勝争いすべき。実感として『弱いな』という場面はあった」と物足りなさも残ったという。進退問題についての議論はいったんの区切りを見たが「来場所また前半で負けがこんで休場なら何か考えないといけない」と強さを発揮した上での成績向上も要求していた。また「インタビューを通して個々の有り様、感謝を話すべき」と自らの口で発信する必要性も説いた。

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