納谷、高校時代の同級生にリベンジならず

スポーツ報知
琴手計(左)に寄り切りで破れた納谷

◆大相撲九州場所 3日目(13日、福岡国際センター)

 昭和の大横綱・大鵬(故人)の孫で西三段目11枚目の納谷(18)=大嶽=が高校(埼玉栄)の同級生、東10枚目・琴手計(19)=佐渡ヶ嶽=に寄り切られて1勝1敗となった。

 「元々(琴手計の方が)強かったので。高校時代の稽古でもまったく勝てませんでした。組まれると分が悪いので、突き放していこうと思ったのですが、体は柔らかいし力が伝わりにくい」。

 立ち合いから深く2本、差されてしまった。苦し紛れの首投げで逆転を狙ったものの、最後は力尽きた。今年の名古屋場所でも立ち合いから持っていかれて黒星。プロ入りしてライバルへ2連敗に「きょうの相撲は全然ダメ。いいところがまったくなかったです」と唇を噛み締めた。

 2連勝の琴手計は「自分から攻めようと思っていました。納谷? 気にしませんでした。自分らしい相撲を取ることだけですから」と涼しい顔だった。

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