宇良、自画自賛の2勝目

スポーツ報知
豊翔(右)を突き出しで下した宇良

◆大相撲九州場所4日目(14日、福岡国際センター)

 復帰2場所目となる東三段目33枚目・宇良(26)=木瀬=が東32枚目・豊翔(23)=境川=を突き出して2勝目を挙げた。

 自画自賛の白星だった。低く当たって一気の突き出しに「うまく行きました。落ち着いて前に出る相撲が取れたような気がします。内容? 初日より良かったですね」と滑らかだった。

 幕内上位で活躍、金星まで挙げた宇良にとっても幕下での取り組みは気が抜けないという。「勝ちより内容? そんな気持ちはありません。先場所はそういう気持ちがあったかもしれませんが、なんとしても勝ちたいという気持ちです。全力を出さないと勝てないし、一つも気が抜けない。相撲にきれい事は持ち込めないです」。

 昨年の名古屋場所で右膝前十字靱帯(じんたい)を損傷して手術を受け、約1年間のブランクがある。リハビリを繰り返しながら、筋トレなどで上半身を鍛えてきた。丸みのある肉体はそのトレーニングの証しでもある。「体重(日本相撲協会発表で135キロ)はキープしています。落とさずにいきたい。それにこだわりたいです」と笑顔を見せていた。

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