豊昇龍が素早い動きで連勝

スポーツ報知
入江(左)をはたき込みで下した豊昇龍

◆大相撲九州場所4日目(14日、福岡国際センター)

 元横綱・朝青龍の甥、東幕下49枚目・豊昇龍(19)=立浪=が速攻のはたき込みで東50枚目・入江(30)=玉ノ井=を下して2連勝を飾った。

 豊昇龍の切れのある動きが光った。立ち合いは頭で鋭く当たって引いて、また前に出て、はたき込みで仕留めた。「相手のことを見て前に出ることを考えた。相手を動かして、相手より早い相撲を取ろうと思った」と振り返った。

 本来なら最初の押しで勝ちきりたかったという。「押して勝ちたかったけど、まあ勝ったから良かったですよ。顎には無精ひげが目立ち、「験担ぎか」と問われ「朝、ひげを剃るのを忘れただけです」と笑いを誘っていた。

 支度部屋の前には福岡・希望ヶ丘高校に相撲留学しているモンゴルの後輩たちが待ち構えていて握手をかわした。そこにはかっこいい先輩の姿があった。

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